個人差がありますが、大体、4歳ころから始めるようです。
最初は、太鼓辺りから始めます。長唄の鳴り物ですね。太鼓を1年位したら、小鼓へと移ります。
同時に平行して日本舞踊の稽古も入ります。また、長唄の唄のほうの稽古も入ってきます。
ですから、4歳(保育所の年少クラス)あたりで、1日の稽古は太鼓で1〜2時間、踊りで1〜2時間ですね。
午前中に保育所か幼稚園へ行くとしても、午後から1時過ぎから稽古が始まります。
夫々の師匠の所へ行くわけですから、その時間も含めると、午後一杯掛かるでしょう。
帰ってから、休憩、入浴、夕食をたべて、午後の8時ころ。お子様のおねんねの時間ですね。
小学校へ入るころには、稽古量も増え、稽古の内容も増えてくるでしょう。また、舞台も掛かってくるでしょう。その稽古もありますね。
三味線、義太夫、などの稽古も入りますし、立ち回りの「トンボ」などの稽古も入ってきます。
一応、歌舞伎役者として、それなりにマスターしておかなければならないものは、以下のようです。
長唄・・・唄、三味線、太鼓、小鼓、大鼓、笛(各種・・・能管、篠笛など)
清元・・・唄、三味線
常磐津・・・唄、三味線
義太夫・・・語り、三味線
日本舞踊
立ち回り
など、
他の子供が、テレビを見たり、ゲームで遊んでいる時、また、学習塾へ行っている時、ほとんど上の各種の稽古に明け暮れているようですね。
小学校のうえの学年になれば、昼の稽古だけでなく、夜も稽古が入るでしょう。
6歳〜8歳あたりで、1日の稽古は、5時間くらい。
10歳前後では、8時間くらい。
中学以上では、10時間くらい入るでしょう。
部活などやる暇はないでしょうね。
マア、これらは毎日ではありませんし、その稽古は、1週間に2回〜3回程度でしょうから、
学校から帰ってのことですからね。
但し、舞台が掛かると、その稽古やリハーサルでは、朝の10時ころから始めて、夜中の12時過ぎまで、時には午前4時ころまでやることは、決して珍しいことではありませんよ。
役者は、体力勝負です。
https://m.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/q1478855994