
トランプ米大統領の初の訪韓を控え、政府がテロ警戒レベルを最も低いレベルに引き下げたことが確認された。北朝鮮の脅威の中、
警戒態勢を高めてもいい時に監視の手綱を緩めたため、その背景をめぐって錯綜した観測が流れている。
1日、首相室対テロセンターによると、国家安保室や国家情報院、外交部など21の関係機関が参加した先月24日のテロ対策実務委員会で、テロ警戒レベルが「注意」から最も低い「関心」に下方修正された。テロ警戒レベルは、
「関心→主義→警戒→深刻」の4レベル。最も低い「関心」は、テロの可能性が低いという判断で発令される。空港・港湾の検閲が15%から10%に下がる。
政府は、過激派組織「イスラム国」(IS)による2015年11月のパリのテロ後、2年間「注意」を維持してきたが、トランプ氏の訪韓を約10日後に控え、突然警戒レベルを引き下げたのだ。首相室関係者は、
「具体的なテロの疑いがない。長期間『注意』レベルを維持し、(該当機関の)疲労がたまっている。平昌(ピョンチャン)五輪を控え、しばらく休もうと考えている」と説明した。
その代わり、トランプ氏の7日の訪韓に差し迫っているため、ソウルなど一部地域の警戒レベルだけ「注意」にする方針だ。米ニューヨークで起こったテロで8人が死亡するなど、国内外の安保状況が時々刻々と変わるが、
アラームを合わせるように事前に警戒レベルの調整を予約したのだ。テロ防止主務省庁の国家情報院は、「警戒レベルの調整は首相室の事案」と明らかにした。
いかそーす
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