愛くるしいロボット犬が帰ってきた。ソニーは来年1月11日、AIを搭載した新型「aibo」を発売する。
多くのユーザーに愛された旧型の生産が打ち切られたのは06年。12年ぶりのアイボ復活は
ソニー復活のシンボルでもある。
尻尾を振り、片耳を動かしおもちゃに興味を示すアイボ。ソニーによれば、AIを活用した新型アイボは
「オーナーの愛情を感じるとより深い愛情で応えるようになる等、時が経つにつれて絆が深まる」という。
その秘密はディープラーニング技術を採用した画像・音声認識にある。オーナーが褒めたり、
笑ったりすると、アイボはちゃんと反応する。好きな色はピンク。好奇心旺盛なのに、ちょっぴり
びびりで、高い所や狭い所は苦手だ。
ただし、バッテリーがもつのは2時間。充電には3時間かかるから、一日のうちのかなりの時間を
「お昼寝モード」で過ごすことになる。
(中略)
クラウド通じて育てる
06年の終了は「厳しい判断」だったと、平井一夫社長は11月1日に行われたアイボ発表会見で
打ち明けた。アイボ復活プロジェクトが始動したのは1年半前。「愛情を持って育てるロボットの開発は
ソニーのミッションだ」と考えた平井は、旧型を開発したベテラン技術者と若手から成るチームに開発を
指示したという。
アイボの名前はAIと日本語の「相棒」をもじったものだ。新型アイボはソニーが新たに開発した
超小型1軸・2軸アクチュエーターを搭載して22軸の可動域を実現。旧型よりも動きが滑らかになり、
首を傾げたり、ちんちんをしたり、愛らしい仕草をするようになった。
本体価格は19万8000円。これとは別にクラウドにアクセスしてアイボを育てていくために
「aiboベーシックプラン」への加入が必要になる。アイボが喜ぶ骨型のおもちゃ「アイボーン」も
2980円で販売される予定だ。
そーす
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/11/aibo1.php 新型aiboはワンコそっくり、でも難点が1つ