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「早くも、“彼女は大丈夫?”との声が上がっています」(芸能レポーター)
NHKの木田幸紀放送総局長が10月23日、東京・渋谷の同局での定例会見で、次期大河ドラマ『西郷どん』(来年1月7日スタート)を降板した斉藤由貴について言及した。
斉藤は50代医師との“刺激的な不倫”騒動を起こしたため、9月21日に出演を辞退した。このことで、所属事務所に賠償請求などをするのかと質問を受けた木田総局長は、
「撮影は11月からだったこともあり、現場への影響はないと聞いています。賠償などは考えていません」
と話した上で、斉藤が演じる予定だった『幾島』を代わりに演じることになった南野陽子(50)については、
「むしろ、南野さんの負担が重いと思います」
と気遣い、
「申し訳ないと思うと同時に、すばらしい役を作りあげて欲しいという期待とエールを送ります」
と話した。
『西郷どん』は、西郷隆盛の一生を描いたもので、主演は鈴木亮平。幾島とは、西郷と恋仲になる北川景子演じる篤姫の世話係(教育係)のこと。
「南野の大河ドラマ出演は1988年の『武田信玄』以来、実に30年ぶり2度目。もっとも、NHKでは『にっぽんの芸能』(Eテレ)の司会を2016年まで務めたほか、BSプレミアムのドラマなどにもコンスタントに出演していましたから、頼みやすかったのでしょう。局内に、コアな“ナンノファン”がいるのも確かです」(芸能ライター・小松立志氏)
ただ、心配事がないわけではない。
「彼女は、東京ベイエリアにある高層マンションに住んでいますが、常に、別居説や離婚説がくすぶっていて危なっかしいんです。ご主人に問題があるんです」(前出・芸能レポーター)
南野は、1967年6月23日、兵庫県伊丹市生まれの50歳。両親と弟が1人の4人家族。
「幼い頃から“美少女”で有名だったそうです。外で遊ぶより家で本を読んだり、お絵描きしている方が好きな“おとなしい女の子”だったのです」(トーク番組関係者)
地元の“お嬢さま学校”私立松陰中学を卒業し、エスカレーター式に同高校に進んだ2年生の時にスカウトされ上京。堀越高校へ転校した。
本田美奈子、岡田有希子、宮崎ますみ、石野陽子、高部知子、倉沢淳美、長山洋子、長瀬正敏、片岡孝太郎といった面々が同級生にいた。
「その頃、すでに売れていた子は、仕事の都合で早退したり休んでいたそうで、とても生き残っていく自信はなかったそうです」(芸能プロ関係者)
それでも1984年11月、ドラマ出演で芸能界デビュー。翌年6月には『恥ずかしすぎて』で歌手デビューも果たした。
そして、南野の存在を全国に知らしめることとなったのが、同年11月スタートのドラマ『スケバン刑事II』(フジテレビ系)の麻宮サキ役だった。
「何の因果かマッポ(警察)の手先」
「おまんら許さんぜよ」
といった劇中での決めゼリフが大流行。一躍、南野は人気アイドルの仲間入りをした。
「すでにご存知の方もいらっしゃると思いますが、実は、初代の麻宮サキは件の斉藤由貴で、2代目が南野。今度の“引き継ぎ”も2回目で、まさに“何の因果か”ということです」(テレビ局制作スタッフ)
http://wjn.jp/sp/article/detail/4021243/