金沢駅からJR七尾線で約30分、石川県かほく市の宇野気(うのけ)は能登半島の付け根に位置する。
1960年、ウノケ電子工業はこの地で7人の技術者が創業した。
その後、富士通グループ入りしながら成長を続け、1987年に社名をPFUに変えた。
現在、イメージスキャナで世界トップシェアを持つほか、組み込みコンピュータや情報KIOSKなどで
独自の地位を築いている。2016年度の売上高は1306億円、社員数はグループ全体で約4500人を
擁する石川県を代表する企業となった。
同社は、2006年に周辺に分散していた工場を集約し、開発・製造の新拠点として「ProDeSセンター」を開設した。
約750人が働き、本社に次ぐ規模の拠点だ。オリックスは今年9月、同センターに出力約950kWの
太陽光発電所を建設し、発電を開始した(図1)。
(つづく)
http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/feature/15/302960/111300115/?P=2 富士通は、環境会計やゼロエミッションの推進など、先進的に環境経営に取り組んできた。
なかでもPFUは環境マネジメントシステム・ISO14001の認証を1996年10月に日本企業の
先陣を切って取得するなど、環境に配慮した経営で知られる。
実は、ProDeSセンターの屋根上太陽光も、こうした環境への取り組みのなかで設置が決まった。
といっても第一の動機は、再生可能エネルギーの推進ではなく、同センターの省エネ対策が主目的だった。
太陽光パネルの遮熱効果により、夏場の空調負荷が減ることによる省エネ効果を期待している。
「環境配慮はあくまで本業をサポートするもの。FITを使って、再エネの売電事業で収益を上げる
という発想はまったくなかった」と、PFU環境推進室の大田均室長は言う。
ProDeSセンターは、A棟とB棟からなり、B棟はA棟の半分程度の床面積になる。
A棟1階とB棟は工場で、A棟2階には設計・開発部門がある。両棟は、ほぼ同時期に建設されたが、
B棟が「二重折板工法」を採用したのに対し、A棟は一般的な一重の折板屋根だ(図3)。
「二重折板工法」とは下折半と上折半で断熱材を挟んだ構造で、断熱性が高い一方、屋根重量の
増加が課題になる。当初、両棟とも二重折板で設計していたものの、B棟の完成後、二重折板屋根の
建物が倒壊した事故例が報告された。これを受けて、規模の大きなA棟は、慎重を期して、一重の
折板屋根に変更した経緯があった。
このため、「夏場になるとA棟2階は、温度が上がり、空調負荷が大きくなるうえ、雨音がうるさい
というクレームも多かった」と、PFU環境推進センター・環境推進プロジェクトの山本真一
プロジェクトマネージャは振り返る。 初期投資ゼロで遮熱効果
そこで、同社はA棟の省エネ対策を検討してきた。例えば、折板屋根に遮熱塗料を塗ったり、
遮熱シートを張ったりするアイデアのほか、二重折板への改造も候補になった。
その結果、5年前に遮熱シートを施工した。1枚の大きさが2m×50cmのシートを、金具で
折板屋根の上に敷き詰めた。
その効果は大きく、夏場の空調によるピーク需要は15kW程度下がったという。
しかし、風に煽られることなどで劣化も早く、2〜3年でシートを交換しないと、遮熱効果が
持続しないことが分かってきた。
このまま遮熱シートを継続するかどうか、悩んでいた2017年2月、オリックス北陸支店から
提案されたのが屋根上太陽光だった。
断熱材とソーラーパネルじゃ値段2桁は違うだろアホか
実は、これまでも太陽光パネルによる遮熱効果に着目し、設置を検討したことがあったが、
導入コストが高く見送った経緯があった。
「オリックスからの提案が『屋根貸し方式』だったため、初期投資ゼロで遮熱効果が得られ、
賃料まで入ることから、導入の方向で検討できた」と、山本プロジェクトマネージャは言う。
オリックスでは、A棟の強度を計算し、ほぼ屋根上全面に950kW分のパネルを設置しても
問題ないことが分かった。日本海側など雪の多い地域では、一定の積雪重量も加味する必要がある。
A棟の場合、もともと二重折板を想定した躯体構造になっていることもあり、十分な余裕があり、
屋根全面にパネルを載せても強度を維持できるという(図4)。
逆に「二重折板」屋根のB棟は、すでに屋根重量が相対的に重く、強度上、太陽光パネルを
設置する余裕のないことが分かった。
こうした評価結果を受け、オリックスとPFUは、A棟での「20年間の屋根借り太陽光発電」に
関して契約を交わした。
オリックス北陸支店の辻秀樹次長は、「屋根借り方式は、20年間、契約どおりに屋根上を借りられるか、
というリスクがあるため、持続可能性の高い企業でないと提案できない。地域を代表する有力企業である
PFUは、その点で全く問題なかった」という。
>>6
原材料費でいえば断熱材より太陽光パネルの方が安い。
太陽光パネルを粉にすればアスベストだし。 未来には発電塗料が開発されて、あらゆる所で発電・集電が可能になるかな?
>>15
アスベストって肺に悪くて使用禁止じゃなかった? 屋根瓦200枚程度の面積で一般家庭の電力を賄える位になれや
しかも1年中曇天を想定して
質量とか反射の影響がなければいいのかな?
寿命ガーとか知らんけど
>>19
近いのはもうある。なんかの花の色素から作るそうな。 野菜も作ってる
同社の環境対策は、社員参加による身近な取り組みに特徴がある。1999年から導入している
「社内食品リサイクルシステム」がその典型だ。社員食堂から出る生ごみを分別回収して堆肥を製造、
自社農園で活用して野菜を作り、その野菜を社員食堂の食材に使う、という「ミニ循環型リサイクル」だ。
かほく市にあるPFUの2拠点と富士通の1拠点には社員食堂があり、1日1100〜1200食を提供している。
ここから出る調理残渣と食べ残しを回収し、バイオ式の生ごみ処理機で2日間加熱・発酵させた後に取り出し、
熟成させて堆肥を製造する。2017年の実績では生ごみは1日約29kg排出され、1日に8kgの堆肥ができるという。
近くにある富士通ITプロダクツ(旧PFU笠島工場)の敷地内に1393m2の自社農園があり、PFU社員が
営農に従事している。今年は、ダイコン、ナガネギ、タマネギ、サトイモ、コマツナ、カボチャなどを
作付けし、収穫したという(図8)(図9)。食堂の調理担当者と相談して、その年に栽培する野菜を
決めているという。
こうした「ミニリサイクル」は、事業所から廃棄物を出さない「ゼロエミ」を目指すうえで、象徴的な取り組みになっている。 PFU には HHK でお世話になっとります
これで慣れてしまうと他のは使えなくてなぁ
太陽の光のエネルギーが熱に変わるか電気に変わるかの違いだろ
流出した負動産屋の会話によると屋根にパネル乗っけてると馬鹿にされてるみたいね
>>30
地上のメガソーラーと違って屋根上は大丈夫だろ 風力や太陽光パネルはこれからまだまだ進化するから期待できるけど
この板だと割と否定的な考え持つ人多いよね
北陸でソーラーとか
冬場はずっと曇りでろくに発電できないやろ
太陽光のエネルギーの2割以上を電気エネルギーの形で取り出すのだから、反射率が同等なら電気エネルギーの分発熱を抑えるわな。
その代わり冬場は太陽光の熱が遮断されて
ものすごいヒエッヒエになるんだろ?
まあ、屋根との間に空洞出来るし、そりゃそうだろ
それ以外ではセラミック塗装が良いんじゃね
折板屋根なんかフライパンみたいなもんで下がすぐ室内だからな
屋根の上に板敷くから断熱効果抜群よ
直射日光当てないってほんとに効果高い
おまけに発電まで出来ちゃう
火事の時、漏電の恐れで水をかけられない欠点はどうするんだろう?
屋根、空間、ソーラーパネルだから暑くならないだけ。冬は変わらない。
>>55
賢いところは、空間設けて屋根裏換気しておるな >>45
日陰になるから屋根焼けなくなって下がるでしょ >>9
夕べ「タダで太陽光パネルを設置しませんか?」て営業の電話きて、
親父が若造弄んで向こうから電話切らせて草 >>6
太陽光パネルを買うのではなく
屋根を太陽光発電事業者に貸した事で
断熱も出来て賃貸料も貰えるよ!
って話ではある 4年前に家建てた時にハウスメーカーから「ソーラーパネルには遮熱効果もあるのです」と説明されたよ。
言われてみればそうだなって思った記憶あるなぁ。実際に夏でもさほど暑くならない。
バッテリーが大容量化して安くなれば
速攻で入れるんだけどなぁ
大工に木造で家を頼むと
国道沿いとかだと屋根上の重量物って嫌がるよな
結局、瓦屋根の重量になるとか
ホムセンでスタイロ買ってきて自分でいれたは
結構大変だった
遮音断熱なんて発泡スチロールと発泡ウレタンで余裕よ
耐火ボードでサンドイッチすればそう簡単に燃えはしない
>>39
ほんとに
エネルギー資源の乏しい日本には急務なのにな。代替案があんのかね 断熱効果が高ければ、温度一定の地下水のようになるのか?
屋根と太陽光パネルの間に空間ができるから断熱効果もでるわな
パネル代が破格の安値になった今、瓦の代わりに標準装備にしてしまえば良いのに。あとは二次電池の値段下がれば日本は電気エネルギー大国になれる。
パワーコンディショナーからの電磁波ノイズを何とかして
>>39
集合住宅居住者が多いんじゃない?
戸建所有者は肯定的な人多いよ まじか!
新築する時は外壁から屋根全て太陽光パネルで囲えばいいんだな!
この屋根貸しは
20年後とかに契約切れたら業者が責任もってパネル撤去して原状回復するパターンか
20年後パネル譲渡で業者がパネル廃棄コストを家主に押し付けて逃げるパターンが
どっちかな
>>39
今すぐ脱原発で全て自然エネルギーへ!とか言ってるやつへの反発だろう
本来はどれも利用・成長させて良い状態を目指すのが一番なんだけどな >>39
技術の進歩は歓迎するが、現状では詐欺なのに肯定するのはキチガイだろ
そんなこと言うなら補助金0にして事業成り立たせてみろよ
どれだけ再生可能エネルギー付加金で巻き上げてるんだ?え? 自然エネルギーって聞こえはいいけど、要するに地球が今使ってるエネルギーなので、ちょっと採りすぎたら即問題化するよ
石油や核分裂が優秀なのは地球が使ってないから人間が使っても問題ないところ
そういう意味では自然エネルギーなんて本質的に追求する価値はなくて早晩消え去る運命にある
太陽風呂は冬場使い物にならんかったわ つまり中国の人型生体ロボットが安く使えるのでソーラーパネルのコストダウンが著しいんですよ
でもパネル作るときになんか凄い有害物質でるんでしょ?
>>95
俺の実家もそれ使っていたで。夏は大活躍したが冬場はクソ。 タイル屋根に設置すると十数年周期でやってくる屋根の塗り替えの際に取り外さなきゃいけなくなる。
塗装屋は補償外だからと取り外しを拒むし
設置したメーカーに問い合わせると取り外して再設置するのもカネがかかるし
新型に買い替えましょうよとしつこいしほんと厄介
2ch時代の執拗な太陽光発電叩きは原発乞食どもの工作だったな
本格的にオワコンになったら静か静かw
向こう何十年分の電気代を前払いして載せるファッションだからな。