仮称「遠野風力発電事業」計画 市民団体 国会議員団招き反対姿勢
遠野町から三和町にまたがって計画が進む、風力発電事業の中止を求めている、地元の市民環境団体「遠野町の環境を考える友の会」(佐藤吉行会長)は15日午後、入遠野公民館で、岩渕友、武田良介両参院議員らを招いて、懇談会を開いた。
計画予定地の現地視察も行い、反対の姿勢をさらに強めた。
同会によると、遠野町入遠野地区を取り囲むように、風力発電事業が2事業計画されているという。
さらに発電機の設置場所は不明だが、1事業の計画が進んでいると見ている。同会はいずれも集落や公共施設などに近く、火災などの事故や土砂災害の発生などを危惧。加えて、地下水、沢水の汚染、騒音や景観面での環境悪化の恐れがあるとし、計画中止を訴えている。
8月末、3事業の一つ「(仮称)遠野風力発電事業」を進める事業者が請け負う、事前影響評価の担当者が住民説明会を実施。
環境への安全面や住民の意見に配慮した事業を進めていきたいと説いたが、同会は反対の姿勢を緩めず、9月に県、10月には市に計画中止を求める要望書を提出した。 今回は国への認可不当と住民の意見を国政に届けようと、国会議員団を交えて、懇談会を開いた。
参加した住民からは「なぜ、自分たちのまちばかりが電力の供給源にならなければならないのか」などの反対意見が飛び交った。
同会は今後、署名活動などを進め、反対運動をさらに推進していく考え。同会の東山広幸さんは「一日も早い事業の撤回を求めたい」と語気を強めた。
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※岩渕友、武田良介参院議員は日本共産党