アパート建設の現場で不法残留の中国人を働かせていたとして、大崎市の男が出入国管理法違反の疑いで逮捕されました。
日本で働きながら技術を学ぶ、外国人技能実習生として来日した中国人などを在留期間が過ぎたあとも働かせていたということです。
逮捕されたのは、大崎市古川の内装業、金子宝石容疑者(50)です。
金子容疑者はことし3月、石巻市内のアパートの建設工事で中国山東省出身の中国籍の男ら3人がビザで認められた滞在期間を過ぎていることを知りながら、不法に働かせていた
として、出入国管理法違反の不法就労助長の疑いが持たれています。
警察によりますと、金子容疑者はインターネットに広告を出して日本に滞在する中国人を募り、少なくともことし3月から美里町に用意したアパートに不法残留の中国人らおよそ
10人を住まわせながらアパートの建設現場で内装に関わる作業をさせていたということで、調べに対し容疑を認めているということです。
このアパートでは中国人3人が出入国管理法違反の不法残留の疑いで逮捕され、残りも仙台入国管理局に移され中国に強制送還されることになりました。
逮捕された3人のうち2人は平成24年から26年にかけて日本で働きながら技術を学ぶ、外国人技能実習生として来日し、2年間の在留期間が過ぎたあとも生活費や家族への仕
送りのために日本に残って仕事をしていたということで、警察で経緯を詳しく調べることにしています。
http://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20171116/5762031.html