http://www.sankei.com/west/news/111104/wst1111040001-n4.html 経験した2件とも、墜落した先での死傷者はなかった。
が、明石の事故では朝日放送機は公民館の屋上、毎日機はマンション前の駐車場にそれぞれ墜落
泉佐野の事故では朝日機が民家の上に落ちて屋根などを大破、ひとつ間違えれば住民を巻き込んだ
大惨事になるところだった。当たり前だが、「安全第一」である。
【用語解説】取材ヘリ空中衝突事故
昭和59(1984)年7月31日午後1時すぎ、兵庫県明石市で発生した会社事務所での強盗事件を取材中の
毎日新聞の取材ヘリと朝日放送がチャーターしたヘリが空中衝突した。朝日放送機は公民館屋上に墜落し
ぺちゃんこに大破して乗員3人が死亡した。毎日新聞機も墜落、大破し、乗員3人が負傷した。
一方、平成6年10月18日午前10時すぎには、和歌山沖であったタンカー同士の衝突事故の取材から戻る
途中だった朝日新聞のヘリ「まいどり」が、大阪府泉佐野市の上之郷インターチェンジ上空で、同じ事故の
取材に向かう途中の毎日新聞のヘリ「ジェットスワン」と接触した。毎日機は無事だったが、朝日機は民家の
庭先に墜落して大破、乗員3人が死亡した。