AMDが第2世代Ryzenを4月に投入 長期ロードマップも公開 (2/3) - ITmedia PC USER
一方、デスクトップ市場向けには、“Raven Ridge”コアを利用した“Ryzen APU”の「Ryzen Desktop
processor with Radeon Vega graphics」を2月に市場投入するとともに、現行のRyzenについても大胆
な値下げを行ない、Ryzen市場の裾野を広げる構えだ。
Ryzen APUは、4コア/8スレッド、11グラフィックスCU(Compute Unit)モデルの「Ryzen 5 2400G
with Radeon RX Vega 11 Graphics」と、4コア/4スレッド、8グラフィックスCUモデルの「Ryzen 3
2200G with Radeon Vega 8 Graphics」の2製品を、米国時間の2月12日より発売する。価格は、
Ryzen 5 2400Gが169米ドル、Ryzen 3 2200Gは、99米ドルというアグレッシブな価格設定で市場
投入される。
このRyzen APUもまた、CPUクロックやメモリクロックだけでなく、GPUクロックもアンロックの状態で
投入され、高性能な冷却装置と組み合わせれば、オーバークロックで性能を高めることができるという。
Ryzen APUも、CPU、メモリクロックはアンロックされる。また、グラフィックスクロックもアンロックされ、
オーバークロックが可能という
このRyzen APUの投入にあわせ、AMDは「Ryzen Threadripper 1900X」を549米ドルから449米ドルへ、
「Ryzen 7 1800X」を499米ドルから349米ドルなど、大幅な価格改定を実施し、競合製品との対価格性
能比の優位性をさらに高める意向を示している。
AMDでクライアントCPUビジネスを統括するジム・アンダーソン副社長は、65W TDPの「Ryen 5 2400G」
は、NVIDIAのGeForce GT 1030クラスの3Dグラフィックスパフォーマンスを持ち、CPU内蔵グラフィックス
で十分と考えているユーザー層のユーザー体験を大幅に向上させると説明する。
また、AMDは開発コードネーム“Pinnacle Ridge”と呼ばれる12nmプロセスで製造されるZen+コア搭載
の第2世代Ryzenが、「Ryzen 2000」シリーズとなり、2018年4月に投入されるとともに、AM4プラットフォー
ムにも省電力化と高性能化を図ったX470など400シリーズチップセットを用意していることも明らかにした。
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1801/08/news018_2.html