オンラインゲーム:「ガチャ」で中国企業処分 消費者庁
https://mainichi.jp/articles/20180126/k00/00e/040/336000c
消費者庁は26日、人気のオンラインゲーム「ザ キング オブ ファイターズ'98」で、景品表示法違反(有利誤認)にあたる表示があったとして、
運営する中国企業「アワ・パーム・カンパニー・リミテッド」に対し、再発防止を求める措置命令を出した。同法違反による中国企業への処分は初めて。
ゲームは複数の格闘家キャラクターを集めて敵と戦う内容で、ユーザーは「ガチャ」と呼ばれる1回640円の有料電子くじをひくことで、新たなキャラクターを獲得できる。
消費者庁によると、同社はゲーム内で、2016年12月31日〜17年1月4日の期間限定で、希少価値の高いキャラクター「クーラ」の出現を告知。
ガチャによる出現確率を3%と表示したが、実際には0.333%しか出現しない設定だった。
処分について同社は「厳粛に受け止め、再発防止に努める」とのコメントを出した。
オンラインゲームのガチャを巡っては、若者が射幸心をあおられ多額の金を使う問題が指摘されており、消費者庁表示対策課は「課金による出現確率などシステムを十分理解した上で利用してほしい」としている。