狂信的なイスラーム原理主義集団といえば、イスラム国(ISIS)が有名だが、そのイスラム国と(表向き)敵対関係にあるはずのトルコも、
その実、負けず劣らずの狂信的な原理主義者に国を牛耳られているのかもしれない。この度、トルコのエルドアン大統領の鬼畜発言に世界中が怒りの声をあげている。
英国営放送「BBC」が報じている。
「彼女が殉教すれば、その遺体にはトルコ国旗が掛けられるだろう」
これは、24日に開かれたエルドアン大統領が所属する与党・公正発展党の大会で飛び出した発言だ。
現在、トルコはクルド人掃討作戦「オリーブの枝作戦」をシリア北西部のアフリンで展開中であり、
それに向けた士気向上のための発言だと思われる。だが、これはトルコ軍の女性兵士にかけられた言葉ではないのである。5、6歳ほどの少女に放たれた言葉なのだ!
「あらあら、お嬢さん、こんなところで何を? (トルコ軍の)栗色のベレー帽は決して泣かないものだよ」(エルドアン大統領)
「彼女のポケットにはトルコ国旗が入っています。もし、この子が殉教したら、この国旗が彼女にかけられるでしょう。それが神の望みです」(同)
ステージに上げられた少女はトルコ軍の軍服を着用し、涙を流している。エルドアン大統領が少女の頬にキスをするも、顔はこわばるばかりだ。
それも当然だろう。この少女は、国家のために死ぬことが何よりも名誉であると、一国の指導者に命じられたのだ。
http://tocana.jp/2018/02/post_16154_entry.html