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中国浙江大学の熊蓉教授が指導するロボット研究グループがこのほど、四脚歩行ロボットの動画を公開した。
動画では「絶影」という名前のロボットが、素早い反応、安定した姿勢、正確な位置取りといった特徴を披露しており、大きな注目を集めている。
業界関係者は「このロボットに表れている特徴は、わが国の四脚歩行ロボットがすでに世界に並びうるレベルにあることを意味する」と語っている。
記者は浙江大学で「絶影」を間近で見た。体長1メートル、四肢で立った時には高さ60センチになる。重さは70キロで、20キロの荷重に耐えられる。
歩行スピードは時速6キロメートル、連続稼働時間は2時間となっている。
「絶影」は坂道を登る、雪の上を歩く、段差を上るなどさまざまなシーンでその運動能力を披露した。
稼働中に思い切り蹴られても、細長い鉄パイプの上に乗ってよろめいても、四本の脚を小刻みに動かしてバランスを取ることができる。
【解説】「絶影」の動作は自然かつしなやかで、素早く正確に反応し、複雑な環境でも高い適応力を見せる。
これはシステムや制御における一連の研究成果の賜物だ。研究グループは既存のベースを踏まえて「絶影」のアルゴリズムを改善し、よりスマートな運動を実現した。
また、「絶影」の四肢はトルク制御可能なモーター駆動に依存しており、トルクの大きさによって動きの幅を決定するため、しなやかで自然な動きになる。
【解説】「絶影」はすでにジャンプやはしご登り、砂利道の歩行、しゃがんで立ち上がるなど多くの能力をマスターしている。
たとえ転倒しても本体の位置を自動調整して立ち上がることもできる。
日常の業務における頼もしいヘルパーになることが見込まれるほか、防犯や捜査、災害救助といったシーンでも活躍が期待される。
(c)新華社/AFPBB News
http://www.afpbb.com/articles/-/3167616
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