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インターネットでの過激な書き込みが原因で、警察に逮捕されたり、名誉毀損で裁判となる事例があとを絶ちません。
今年1月、プロ野球・横浜DeNAベイスターズの井納選手の家族を誹謗中傷する言葉を3年間にわたり匿名掲示板に書き込んだとして、20代の女性が約200万円の慰謝料を請求されたことがわかりました。
女性は週刊誌の取材に「軽い気持ちで書き込んだのに、どうしよう...」とコメントしています。
また2月3日に、自民党の衆院議員・杉田水脈(みお)氏へTwitter上で「国会議員をやめて頂けないでしょうか?」
「(このまま議員を続けると)貴方の娘さんに被害が被るかも知れませんよ。」と書き込み脅迫したとして、40代の男性が3月7日に逮捕されています。男性は「注目を浴びたくてやった」と容疑を認めています。
さらに3月16日、市民団体代表の辛淑玉(シン・スゴ)氏を「(北朝鮮の)工作員」「スリーパーセル(潜伏スパイ)」などとTwiterに書き込み誹謗中傷したとして、ジャーナリストの男性が訴えられています。
ジャーナリストの男性はTwitterやブログなどで「冗談だった」「(他にも書き込んでいる人がいるのに)社会的に弱い私だけを狙って訴訟している」と言った旨の主張をしています。
「表現・言論の自由」は魔法の言葉ではない
こうしたネットでの誹謗中傷・度を超えた書き込みは、紹介した3件だけではありません。
被害者が訴えずに事件化されないだけで、たくさんの酷い書き込みがあります。
こうした事件を語る上で避けて通れないのは、お笑い芸人・スマイリーキクチさん中傷事件です。
https://ryukyushimpo.jp/style/article/entry-688504.html
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続きます