青森空港ビル 完成予想図公開
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2018/20180329034436.asp ビルの左右部分などを増築した青森空港ビルの完成予想図(青森空港ビル提供)
青森空港ビル内装の完成予想図(青森空港ビル提供)
青森空港の旅客ターミナルビルを管理する県の第三セクター・青森空港ビルは28日、
同ビルのリニューアル計画の完成予想図を公開した。
4月以降、ビルの改修、増築に着手し、旅客スペースの拡張や各種設備の充実、売店やレストランの整備を進める。
同日、青森市のホテル青森で開いた取締役会で設計概要が報告された。
設計概要によると、到着後に荷物を受け渡すベルトコンベヤーを国内線は1基から2基に増設。
国際線はベルトコンベヤーの形を変えて混雑の解消を図る。
また、到着専用のエスカレーターを新たに設置する。
保安検査場は従来の国内線専用1レーン、国際線共用1レーンから国内線専用2レーン、
国際線専用2レーンに増設。チケットロビーや出発ロビー、搭乗待合室を広くするほか、
2階の売店とレストランは西側にレストランとフードコートを、東側に売店を集約する。
東京五輪・パラリンピックに向けて、利用が見込まれるイスラム圏からの訪日客用に
イスラム教の聖地メッカの方向を示した祈祷(きとう)室を設置。
多機能トイレを1階と2階の全8カ所に整備する。同ビルは運営しながら
4月から改修工事を段階的に行い、2019年3月の完了を目指すという。
青森空港ビルの林哲夫社長は「可能な限り速やかに着手し、利用者に不便をかけないように
配慮しながら計画的に工事を行う。利用しやすい魅力ある空港にしたい」と述べた。