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【ニューヨーク時事】米インターネット交流サイト(SNS)最大手フェイスブック(FB)利用者の
個人情報が流出した問題をめぐり、同社のザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)が10、
11の両日、米議会の公聴会で初めて証言する。世界の全利用者20億人の大半に
情報流出のリスクがあったとされ、33歳の若き経営トップは厳しい追及にさらされそうだ。
今回の問題では、英国の大学教授がFBのルールに従って収集した利用者の個人情報が、
2016年の米大統領選でトランプ陣営と関係のあった英選挙コンサルティング会社に
横流しされた疑いが浮上。個人情報が有権者の投票行動の操作に利用された可能性が
指摘されている。
流出したとされる最大8700万人の個人情報のうち米国居住者が7000万人余りを占めるが、
欧州連合(EU)で270万人、日本でも10万人が含まれており、問題は世界的な広がりを
見せている。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018040700385&g=pol