
【北京時事】中国外務省は30日、王毅国務委員兼外相が5月2日から3日まで、
北朝鮮の李容浩外相の招請に応じて訪朝すると発表した。王外相は、李外相から先の
南北首脳会談について直接報告を受けるほか、今後の米朝首脳会談や中朝首脳の
再会談に向けて協議するとみられる。王氏は金正恩朝鮮労働党委員長とも会談する見通し。
27日の南北首脳会談での板門店宣言は、朝鮮戦争(1950〜53年)の終戦を年内に
宣言し、休戦協定を平和協定に転換すると明記。これに向け、南北米3カ国または
南北米中4カ国の会談開催を推進することも盛り込んだ。
53年の休戦協定は米軍主導の国連軍、朝鮮人民軍、中国人民義勇軍の3者が結んでおり、
中国側は平和協定移行について「中国抜きにはあり得ない」(有識者)という立場。王氏は
「中国外し」に反対し、4カ国の枠組みで協議するよう李氏に迫るもようだ。(2018/04/30-12:48)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018043000249&g=int