“理想のファミリーカー”N−BOXと“最強王者”プリウスを徹底比較!「階級違い」の王者だが…
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/14687475/ 軽の魅力をあらゆる角度から解剖、各カテゴリーに君臨する、登録車の“最強王者”と対峙して軽のスゴさにズバリ迫る!
軽はもちろん、幅広い車種に詳しい自動車ライター・佐野弘宗氏が解説!
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白ナンバーの登録車で、国内ベストセラーの定番といえばトヨタ・プリウス。そして軽の王者はホンダN−BOX…というのは各メディアでも大きく報じられていて、皆さんも肌で実感していることだろう。
この2台はいわば「階級違い」の王者だが、そういう階級を取っ払うと、この2台はここ数年、抜きつ抜かれつのデッドヒート状態だ!
■新型N−BOXの勢いがスゴい
―現行プリウスが初めて1年まるまる売られた2016年(1〜12月)の販売台数は、さすがにプリウスの勝ちでした。しかし、翌17年は早くもN−BOXが逆転しています。
「N−BOXは17年にフルモデルチェンジしたわけで販売台数の伸びは予想できたけど、新型の発売は同年の9月。つまり1年の半分以上はモデル末期だった。
一方のプリウスはまだまだ新しい。…といったことを考えると、プリウスに先代の全盛期ほどの勢いがないのは事実。でも、それ以上に新しいN−BOXの勢いがスゴイってこと」
―プリウスのデザインは賛否両論がありますもんね。
「その影響はあったかもしれないけど、今のプリウスはクルマとしてはスキがない。トヨタが社運を賭けた例の『TNGA』(※)もあって、先代の弱点だった乗り心地や操縦性は飛躍的によくなったと思う。
小さな15インチタイヤを履く低いグレードでも走りは悪くない。もちろん燃費性能は軽を含めて、間違いなく市販車トップ。先代まではなかった4WDも用意されていて、北国の人も、安心して買えるようになった」