
地味だけど無敗対決 ペルーとデンマーク、ランクも伯仲
ワールドカップ(W杯)ロシア大会で16日(日本時間17日午前1時)にある1次リーグC組のペルー―デンマークは、
1年半超の無敗同士の対戦となる。地味な印象もあるが、世界ランキングは11位ペルーと12位デンマークで伯仲、
持ち味も好対照な好カードだ。
ペルーは南米予選5位。ニュージーランドとの大陸間プレーオフ(PO)を経て、1982年スペイン大会以来、
9大会ぶりの出場をつかんだ。2016年11月のブラジル戦を最後に、無敗が続く。
失点の多さを補う攻撃力で、敗戦を回避してきた。南米予選ではブラジルの41得点、ウルグアイの32得点に次ぐ27得点を挙げた。
中心は34歳のFWゲレロ。ドーピング違反で出場が危ぶまれたが、処分が一時凍結となった。
今月3日の親善試合サウジアラビア戦で2得点。ロイター通信によると、「戻って来て、2ゴールを決められて幸せだ」。
チームも活気を得たように3―0で勝った。
デンマークは、16年10月に欧州予選のモンテネグロ戦に敗れたあとは、負けがない。同予選の12試合(POを含む)で
9失点と堅守を売りにする。イングランド1部トットナムの主力で予選11得点のMFエリクセン頼みとの評があるが、
ハレイデ監督はチーム力に自信を持つ。欧州メディアに対し、「我々は彼のワンマンチームではない」。
攻撃のペルー、守備のデンマーク。どちらの長所が上回るか
https://www.asahi.com/articles/ASL6J2R55L6JUTQP00N.html