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拉致被害者家族会が辻元清美議員を猛批判…「拉致問題を政局に利用」
一方で、その流れに乗れていない議員もいます。特に、立憲民主党国会対策委員長の辻元清美議員は、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会
(家族会)の関係者からも批判されていることは知られています。家族会の前事務局長である増元照明氏は、「辻元氏は拉致問題を政局に利用しようとしている」と明言していますね。
また、国民民主党の大塚耕平共同代表は党会合で「(米朝で)どういうやりとりがあったかは日本政府としてすみやかに説明していただ
く義務がある」と述べていますが、これに対して「機密性の高い外交政策を『国会で詳細に説明しろ』とは、家族の帰国を邪魔する気か」との批判もあるようです。
辻元議員も大塚代表もがんばっているのはわかるのですが、何かと裏目に出てしまい、努力が伝わってきません。非常に残念ですね。
もともと優秀な方たちなのですから、官邸はもちろん関係者のみなさんとのコミュニケーションを増やしてみてはいかがでしょうか。
「党利党略ではない」というのであれば、きちんと説明すべきです。それに、この際、安倍首相と握手すれば展開も早いと思いますよ。
拉致被害者や特定失踪者、さらに関係者のみなさんは高齢化が進んでおり、残された時間は多くありません。今こそ、日本が主体的に問題を解決して家族の早期帰国を実現すべきです。
モリカケ問題が重要でないとはいいませんが、国会の会期中に、国民にとって必要な法案の審議と日朝首脳会談の実現に向けて、一丸になってくれればいいなと思います。
ここで功績を示せば、日本政府の国際的な評価も高まるでしょう。読者のみなさんも、あきれてないで応援してくださいね!
(文=神澤志万/国会議員秘書)
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