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中国メディア・成都商報は3日、「日本サッカーは栄光の敗戦 アジアのサッカーが輝いた夜」とする記事を掲載した。
記事はサッカー・ワールドカップロシア大会決勝トーナメント1回戦の日本―ベルギー戦について「日本に因縁のあるセネガルの審判を配したこの試合が、日本にとってあと一歩で歴史を塗り
替える伝説的な戦いになるということを誰が予想しただろうか。まったく期待されていなかった日本は、ベルギーを最終盤でようやく逆転勝利というところまで苦しめた。ベスト8には残れなかったが、
十分にリスペクトを勝ち取る戦いぶりだった」と伝えた。
そして、「試合前は、5人中3人がセネガル人という審判の配置が一番大きな話題だった。セネガルはグループリーグで、日本にイエローカード数枚の差で決勝トーナメントの切符を逃したからだ」
としたうえで、大方の予想を覆すような死闘になったこの試合を振り返った。
前半については、「最初の15分は日本がリズムを作った。その後は大部分の時間がベルギーの攻勢に費やされた。日本はペナルティエリア内でプレッシャーを受けたが、屈強な守りで
決定機を作らせなかった。前半は双方の攻守が速いテンポで入れ替わる、流れるような試合展開だった」としている。
そして、後半開始直後に試合が動き出し、2分にMF原口元気のシュートがゴールネットを揺らすと、6分にはFW乾貴士のミドルシュートが突き刺さり、日本が2?0とリードしたことを紹介。
一方で24分と28分にベルギーが高さを生かしたヘディングで立て続けに2点を取って追いつき、多くの人が延長戦突入を予想したロスタイム4分にはベルギーが素早いカウンターから
決勝ゴールを挙げて大逆転勝利を収めたことを伝えた。
記事は、「日本は負けはしたが、それでも誉れある戦いだった。あと一歩で日本代表史に残る記録を打ち立てるところまで行った彼らはリスペクトに値する。勝ち負けはさておき、
日本代表がアジアサッカーの輝きを見せてくれた一夜だった」と評している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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