高級ブランドのロゴを無断であしらった「ブート品」と呼ばれる古着を販売目的で所持したとして、
警視庁生活経済課が東京都板橋区赤塚7、古着店経営、滝沢智道(51)と
豊島区西池袋3、同、多田昭美(40)の両容疑者を商標法違反容疑で逮捕していたことが4日、捜査関係者への取材で明らかになった。
ブート品は近年、古着好きの間で人気が高まっているが、偽ブランド品として立件されるのは全国で初めて。
捜査関係者によると、両容疑者は5月23日、東京・池袋や原宿の古着店で、
高級ブランドのグッチやシャネルのロゴをあしらった古着のTシャツなど300点以上を販売目的で所持し、商標権を侵害した疑いが持たれている。
滝沢容疑者は古着の専門家として知られ、過去には人気テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」に鑑定士として出演したこともあった。
多田容疑者は滝沢容疑者の店で働いていたが、独立し原宿で開店した。
本物に酷似させたコピー品とは異なり、独自デザインのブート品はファッションアイテムの一つとして人気が高まっている。
特に1980〜90年代に米国で流通した古着に価値があるとされ、両容疑者は米国に買い付けに行っていたという。
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