
岡山県では、一時、行方不明者として、43人もの実名のリストが公表されました。ところが、取材を進めると、
行方不明となっている人の何人もの方と会うことができたのです。「私はここにいるのになぜ」。戸惑いが広がっています。
あの日、町は4分の1が水没。行方不明者が続出しました。友達は、親戚は、無事なのか。住民たちの不安が募る中、岡山県が行方不明者の名前を公表。その数は43人に上りました。
なぜ実名で行方不明者が公表されたのか。実は、岡山県は大規模な災害で多くの行方不明者が出た場合、実名を公表すると決めていたのです。
「(Q.公表した時に生きている人もいると思った?)もちろん、ありました。氏名を公表することで、生存を確認し、本当の行方不明者がどれくらいいるかを把握し、
救助・救出・捜索に役立てる」(岡山県危機管理課 根石憲司課長)
今回、岡山県が行方不明者の実名を公表したことで、その人数は43人から3人に減りました。県は、「本当に不明の人を効果的に効率的に捜索できた」と話していますが、
住民の間には公表のあり方に疑問の声が出ています。https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20180717-00000026-jnn-soci