バーバリー 売れ残り商品42億円分を焼却 批判相次ぐ
イギリスの有名ブランド、バーバリーが、40億円以上に相当する売れ残った商品を焼却処分していたことが
わかりました。こうした処分はブランド価値を守るためにファッション業界ではよく行われているとみられ、
資源を顧みない姿勢だとして批判の声があがっています。
イギリスの複数のメディアによりますと、バーバリーは去年、売れ残った衣料品やアクセサリー、香水など、
金額にして2860万ポンド(およそ42億円)に相当する商品を燃やして処分していたということです。
さらに、過去5年間に売れ残って処分された商品の総額は130億円を超えるとしています。
こうした処分は、商品が安く売られるなどしてブランド価値が下がることを防ぐためにファッション業界では
よく行われているとみられていて、インターネット上では「貧しくて服を買うこともできない人がいるのに、
信じられないことだ」などと批判の声があがっています。
国際的な環境保護団体「グリーンピース」も「バーバリーは自社の商品や資源を全く尊重していない。
新品の商品を燃やすのはファッション業界の汚れた秘密で、今回の件は氷山の一角にすぎない」と
指摘しています。
一方、バーバリーは「余剰在庫を最小限にするため慎重に対応している。廃棄物を減らす方法をこれからも
模索していく」としています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180721/k10011542931000.html