朝鮮人の父と日本人の母に生れたからこそ朝鮮にこだわる
金治明(キム・チミョン) 男
取材日/二〇一四年九月七日
出生地/神奈川県横浜市
現住所/沖縄県名護市
よくいわれるのは「沖縄から安保が見える」ということですが、わたしにとっては「沖縄から朝鮮統一の窓が開けた」ということです。何をやるべきかがよくわかってきました。
沖縄はユイマール(助け合い)が生活の上でも息づいている。またユイマールが南朝鮮の米軍基地反対闘争との共闘に結びついています。
沖縄、韓国の「米軍基地に反対する運動を通して沖縄と韓国の民衆の連帯を目指す会」、通称「沖韓民衆連帯」の存在を知りました。彼らと一緒に南朝鮮の在韓米軍反対闘争をしている平沢(ピョンテク)などの仲間と交流を深め、これまで三回訪韓しています。
朝鮮半島はアメリカ帝国主義による意図的な南北の緊張で戦争状態がいまも続いている。
辺野古の米軍の新基地建設は朝鮮統一には障害物以外の何ものでもない。
辺野古に新基地を作らせてはならないのです。
沖縄県民の意思を無視した新基地建設のためのボーリング調査阻止のためカヌーを漕ぎ、海での抗議行動に出ています。
集英社新書 在日二世の記憶
http://shinsho.shueisha.co.jp/column/zainichi2/
より抜粋