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東京で国慶節祝賀レセプション 安倍首相の母・洋子さんも出席/台湾
(東京 5日 中央社)10月10日の中華民国(台湾)建国記念日「国慶節」を祝うレセプションが4日、台北駐日経済文化代表処主催で、東京都内で開かれた。
安倍晋三首相の母親、洋子さんや日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会の大橋光夫会長をはじめとする日本各界の貴賓や各国の駐日大使、在日台湾人など計1800人が出席した。
洋子さんは昨年に引き続き列席。あいさつで、台湾と日本の関係がより友好的になることを願った。大橋会長は、洋子さんは安倍首相を代表して来たことに等しいと述べた。
謝長廷駐日代表(大使に相当)は日本語であいさつし、日本での台風、地震被害にお見舞いを表明。日台の地方の交流が活発になっていることに触れた上で、
今年7月に南部・高雄市で開かれた「日台交流サミット」で日本主導の環太平洋連携協定(TPP)への台湾の参加を支持する宣言が採択されたことに言及し、TPP加盟と日本との経済面での連携強化に期待を寄せた。
また、中国の圧力により、台湾だけでなく、世界の民主主義が危機に面しているとし、台湾の民主主義や自由が覇権主義によって消えることはなく、
中国のやり方は台湾の人々の反感を招くだけでなく、世界の警戒心をも呼び起こすと中国に呼び掛けた。
レセプションの会場には、台湾のキルト作家、ダニー・アマゾナス(劉棟)さんが製作した蔡英文総統の肖像や、画家の故・李梅樹さんの代表作で、
台湾の川のほとりの洗濯の光景を描いた「清渓浣衣」が飾られ、台湾文化の美しさを紹介した。また、お土産として、東部・台東名産の果物、バンレイシ(釈迦頭)の冷凍品が来場者に配られた。
http://japan.cna.com.tw/news/apol/201810050001.aspx