オマーンを異例の訪問 イスラエル首相
2018年10月26日 23:45
【エルサレム=共同】イスラエル首相府は26日、ネタニヤフ首相がアラビア半島南東端のオマーンを公式訪問し、カブース国王と会談したと発表した。オマーン国営メディアによると、訪問は25日。イスラエルとオマーンは外交関係がなく、イスラエル首相によるオマーン公式訪問は1996年以来で、極めて異例。
ネタニヤフ氏は敵対関係にあるイランに対抗するため、外交関係がないアラブ諸国との関係改善を模索しており、それを具体化させる一歩となった形だ。
発表によると、ネタニヤフ氏とカブース国王は、イスラエルとパレスチナによる中東和平の促進策や、中東地域の平和と安定などについて協議した。公式訪問には対外特務機関モサドのコーヘン長官や、外務省、首相府の高官らが同行した。
オマーンはイスラム教徒が大半を占め、スンニ、シーア両派と異なるイバーディ派が多数派。人口は約460万人。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO37011400W8A021C1000000/