日本人の男、南アで有罪判決 アルマジロトカゲ違法所持
絶滅の危機にあり、ワシントン条約で取引が規制されているアルマジロトカゲ48匹を違法に所持し、
国外に持ち出そうとしたとして、南アフリカのベルビル地方裁判所は28日までに、イコマ・コウジと
名乗る日本人の男の被告に禁錮13年もしくは罰金100万ランド(約900万円)の有罪判決を言い渡した。
男は昨年11月、西ケープ州内で冷却用バッグにアルマジロトカゲ48匹(580万円相当)を所持していた
ところを地元警察に逮捕されていた。裁判で密猟と所持、日本への密輸目的だったことを認めたという。
28日付の地元メディアIOL(電子版)によると、ハンダ・タカシと名乗る日本人被告も5匹を所持していた
などとして、禁錮6年もしくは罰金30万ランド(約270万円)の有罪判決を言い渡されたという。
アルマジロトカゲは南アフリカの固有種で、主に西部の乾燥地帯に生息する。体長は20センチ程度で、
日本ではペットとしての人気が高く、1匹数十万円で売買されることもあるという。密猟・密輸が多発したため、
現在は国際的に取引が厳しく制限されている。(ヨハネスブルク=石原孝)
https://www.asahi.com/articles/ASL5Y0CT8L5XUHBI02G.html