会計検査院は、1100億円を超える税金の無駄遣いなどを指摘する2017年度の決算検査報告を安倍総理に提出しました。
決算結果報告によりますと、官庁や政府出資法人などが税金の無駄遣いや制度の改善を求められたのは374件、1156億9880万円でした。
指摘された件数は過去10年で最も少なく、金額としても2番目に少ないということです。
災害対策に重点を置いた今回の検査では、橋やトンネルの点検で速やかな対策が必要とされているおよそ6600件のうち、1474件が2年以上補修されていない状態だったと指摘しました。
また、一般に公開されている国宝や文化財で「耐震性に疑義がある」と判定されたものの、正式な耐震診断をしていない建物が373棟あったほか、「耐震性能が不足している」とされた60棟のうち、5棟では耐震補強が行われていませんでした。
(09日13:25) JNN/TBS
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