原爆Tシャツは1年前…BTSの過去が明るみになった複雑事情
11/16(金) 9:26配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181116-00000007-nkgendai-ent BTSは紅白落選(C)MEGA/ニューズコム/共同通信イメージズ
「第69回NHK紅白歌合戦」の出場歌手が14日、発表された。原爆Tシャツ、ナチス帽問題で波紋を呼んでいる、韓国の7人組男性グループ「BTS」(防弾少年団)は落選した。
BTSは13日から全国4都市9公演のドームツアーが始まったばかり。一連の騒動について無言を貫いてきたBTSだが、初日の東京ドーム公演では、原爆Tシャツを着用したメンバーのジミン(23)が騒動について言及する場面もあったようだ。
また、所属事務所のビッグヒットエンターテインメントは原爆Tシャツについて、日本と韓国の被爆者団体へ謝罪し、ナチス帽については、非難していたユダヤ系団体に謝罪の書簡を送ったことを明らかにした。
しかし不思議なのは、原爆Tシャツは1年前、ナチス帽は4年も前の話だ。韓国最高裁が元徴用工への損害賠償を認めた判決が出たタイミングで、なぜかBTS問題がヒートアップした。わざわざ誰かが“過去の過ち”を次々と明らかにしたようだ。日韓芸能ジャーナリストの吉岡斗志氏が言う。
「今回こうしたBTSの過去の不祥事が次から次へと明らかになったのは韓国内で、BTSのライバルであるEXOファンを含めたアンチ勢力が過去のBTSの不祥事を探し出してSNS、掲示板などに書き込んだり、報道機関に情報提供した結果と考えられます」
K―POPの男性グループは、BTS、EXO、Wanna Oneの3大ボーイズグループが三つ巴の状態でナンバーワンを巡り争ってきた。ところが、ここにきてBTSが頭一つ抜きんでたことでハレーションが起きているという。
「三つ巴の中でも、韓国芸能界は長年王者として君臨してきたSMエンターテインメント所属のEXOと、中堅事務所・ビッグヒットのBTSは、ライバル同士といわれ比較されてきました。しかし、2018年にBTSが世界的な成功を収めて、EXOとの差が開いた。
そういう背景があり、BTSとEXOのファン同士の感情的対立が表面化したのです。大手プロのSMとしてはビッグヒットの“大金星”も面白くないかもしれない。いくつかの事情が複雑に絡み合っている根深い問題が“原爆Tシャツ”であり“ナチス帽”の問題なのです」(吉岡斗志氏)
今回の騒動はもちろん本人たちに非がある。しかし、何らかの“力”がはたらいたとすれば……。