八重山毎日新聞 不連続線
小欄で金城龍太郎さんを紹介したら、知人が彼は名蔵中時代に沖縄県平和メッセージ公募で詩「願いよ届け」で最優秀をとった筋金入りの平和志向青年だよと教えてくれた
▼その彼が先頭に立ち住民投票条例の制定を求め奔走している。私も沖縄県、石垣市の住民投票実施は当然だと思い署名願いに回っているが、中に自分は自衛隊を認めているので署名に協力できないという人がいる
▼そこで相手に「政治家の公約違反や公共のためと言いながらも住民の暮らしを危うくするような政策などには、4年毎の選挙では信任が間に合わないので都度の投票で住民意思を示せる条例制定が必要、国民の権利」と告げる
▼それでも不審顔の住民には「例えばです。市議会の多数与党が民意の結果というのであれば、住民は基地推進が多数ということでしょう。それを明確にするためにも住民投票は有効ということですよ」
▼いい機会なので、島の自然を壊し常日頃、戦争を身近に感じさせる恒久的な大規模基地が、この観光の島に必要かどうかで条例制定を求めましょうや。
自衛隊賛成反対は抜きに
▼政治家がこの手の運動を煙たがり敬遠するのは、自分が選ばれたのは地縁血縁によるもので、こんな切実な問題では当選がおぼつかなくなることをうすうす感じているからでは。(仲間清隆)
http://www.y-mainichi.co.jp/news/34523/