https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20181204/0010344.html 拳銃や大量の銃弾を自宅で密造したとして、兵庫県姫路市の23歳の男が逮捕されました。
引き金などすべて自作し、調べに対して「インターネットの動画をもとに作った」と供述しているということです。
逮捕されたのは、姫路市に住む会社員で、韓国籍の、栗田優※キ、本名、姜優※キ容疑者(23)です。
警察によりますと、平成26年から28年にかけて自宅で拳銃1丁と銃弾139発を密造したとして、武器等製造法違反などの疑いが持たれています。
拳銃は全長15センチ余りの単発式で、警察が銃弾を入れて確認したところ、殺傷能力があったということです。
これまでの調べによりますと、姜容疑者は、自分で書いた設計図をもとに市販の工具で鉄板を加工して引き金などを作ったうえで、業者からステンレス製の筒を仕入れて銃身にしていたということです。
また銃弾は、インターネットを通じて購入した使用済みの弾丸と、花火から取り出した火薬を使って製造していました。
警察は、匿名性の高いインターネットの闇サイトで銃の販売を持ちかける書き込みを見つけ、姜容疑者を特定したということで、販売しようとしていなかったか調べています。
調べに対し、「子どものころから銃が好きで、ネットの動画をもとに製造した。銃は鑑賞用だった」と供述しているということです。
※キは、「火」へんに「軍」
【近所の人から不安の声】
自宅で拳銃を密造していたという容疑者の近所の人からは、不安の声が聞かれました。
60代の男性は、「逮捕された青年はおとなしい性格だったので信じられない。ただ、本物の銃が作られていたとしたら、近所の住民として不安です」と話していました。
また、60代の主婦は「最近は、ほとんど見かけませんでした。銃を作っていたなんてとても不安になります」と話していました。