
青森県西目屋村が、今年度の成人式開催を断念したことが14日、わかった。新成人の出席が見込めないためで、県教育委員会によると、「少なくとも過去10年間で成人式を中止にした県内の市町村はない」という。
村教育委員会によると、同村は例年、夏場に成人式を実施している。
今年度は新成人13人が対象で8月11日に開催する予定だったが、出席者数の不足が懸念されたため延期、12〜1月に再設定する計画を立てていた。
ところが、アンケート調査で新成人に都合の良い日程を尋ねたところ、最も多くの新成人が「都合がいい」と答えた日でも2人にとどまり、今年度の開催を見送ることにした。
村教委の担当者は、「せっかくのイベントを開くことができず残念だ」と話している。
同村の3日現在の人口は1355人で、県内市町村の中で最も人口が少ないことで知られている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20181214-OYT1T50147.html