【AFP=時事】政府による「有害」情報の取り締まり強化が続く中国で9日、国内最大のインターネット団体「中国インターネット視聴番組サービス協会」が短編動画の検閲に関する新ガイドラインを公表した。
国の支援を受けた同協会は、短編動画共有サービス会社に対し削除が求められる100のコンテンツを列挙したリストを公開。これによると、禁止対象となる動画は「脚フェチ」から国歌をちゃかしたものまで多岐にわたる。
リストの上位に挙げられたのは、台湾独立や中国共産党の幹部批判など政治的な題材を扱ったものや、中国国歌を嘲笑する動画だ。
ほかにも「拝金主義」、不健全な見識に基づく結婚や愛をテーマとしたもの、「信ぴょう性」が確認できていない抗議デモや集会の動画など、幅広い分野の短編動画が禁止対象とされている。
新規制は字幕やコメント、動画タイトルなど、動画以外のコンテンツにも適用される。
http://www.afpbb.com/articles/-/3205857