統一地方選挙や参議院選挙の前哨戦となる山梨県知事選挙は27日午後8時に開票が始まりました。NHKが行った出口調査によりますと、自民党と公明党が推薦する新人の長崎幸太郎氏がやや優勢となっています。
山梨県知事選挙に立候補しているのは届け出順に、▽諸派の新人で共産党が推薦する党山梨県委員会委員長の花田仁氏(57)、▽無所属の新人で元参議院議員の米長晴信氏(53)、
▽無所属の現職で立憲民主党と国民民主党が推薦する後藤斎氏(61)、▽無所属の新人で自民党と公明党が推薦する元衆議院議員の長崎幸太郎氏(50)の4人です。
今回の山梨県知事選挙は、立憲民主党と国民民主党の推薦を受けた現職の後藤氏に自民・公明両党が推薦する新人の長崎氏らが挑む構図となり、統一地方選挙や参議院選挙の前哨戦として激しい争いとなりました。
NHKは投票日の27日、山梨県内の32か所の投票所で投票を済ませた有権者3770人を対象に出口調査を行い、およそ71%にあたる2692人から回答を得ました。
一方、26日までに有権者のおよそ20%が期日前投票を済ませていますが、これらの有権者は調査の対象になっていません。
出口調査では自民党と公明党が推薦する長崎氏が、立憲民主党と国民民主党が推薦する後藤氏らをリードしており、やや優勢となっています。
投票した人の支持政党を見てみますと、自民党が46%、立憲民主党が11%、特に支持している政党がない、いわゆる無党派層は30%でした。
長崎氏は、自民党の支持層の70%台前半を固めたほか、無党派層の30%台後半から支持を得ました。
一方、後藤氏は、立憲民主党の支持層の80%台前半、無党派層の50%台前半から支持を得ています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190127/k10011793371000.html