【北広島】抗がん剤治療などで髪を失った子どものためにウイッグ(かつら)用の髪を寄付する活動「ヘアドネーション」に、緑ケ丘小3年の枇本優希(ひもとゆあ)さん(9)が賛同し、伸ばし続けてきた髪を寄付した。
北広島ライオンズクラブは本年度からヘアドネーションへの協力を呼びかけており、枇本さんは同クラブとしての寄付第1号という。
ヘアドネーションは、病気や事故などで髪を失った18歳以下の男女に医療用ウィッグを届ける活動で、
国内ではNPO法人「ジャパンヘアドネーション&チャリティー」(大阪市)が取り組んでいる。
髪の長さは31センチ以上必要で、加工しやすいよう束ねて切るなどの決まりがある。
奉仕団体のライオンズクラブ国際協会も協力を呼びかけており、枇本さんは、昨夏、北広島ライオンズクラブの会長をしている父和人さん(47)から聞いて活動を知った。
枇本さんは生まれてから毛先を整える程度でずっと髪を伸ばしてきており、カットすることにはためらいもあったが、
「私と同い年くらいの子どもたちの役に立つなら」と決断。今年2月に、背中まであった髪を首の少し上まで切った。
https://www.hokkaido-np.co.jp/sp/article/286056