外国人労働者が多い群馬県太田市で、高校への進学を希望する外国人の子どもと保護者を対象にした説明会が、6つの言語の通訳を交えて開かれました。
説明会は、外国人の子どもたちの進学を後押ししようと太田市内の小中学校の教員でつくるグループが開き、およそ50組の親子が参加しました。
説明会では、高校入試の仕組みや学費などについて、スペイン語やポルトガル語、それに中国語など、6つの言語の通訳が参加者に付き添って説明しました。
また、進学した外国人がみずからの体験を語り、ブラジル人の会社員の男性は「進学や就職では日本語が必要なので、早いうちに友達と日本語でコミュニケーションをして覚える
ことが大切だ」とアドバイスしていました。
このあと、群馬県や栃木県の高校の担当者が学校ごとにブースに分かれて、通訳を介して学校の特色などを説明していました。
説明会に参加したペルー国籍の中学3年の男子生徒は「高校進学のために勉強を頑張っていて、日本で就職したいと思っています」と話していました。
説明会を開いた「外国にルーツをもつ子どもたちのための支援研究会」のクラウス百合子さんは、「外国人の子どもたちにも高校や大学に進学して、日本の社会を支える人材にな
ってもらいたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/20190616/1060004695.html