みそ製造最大手のマルコメ(長野市)は十三日、
同社のオリジナルキャラクター「マルコメ君」のロボットを導入した。工場見学の案内などに活用する。
マルコメは二〇一八年十一月、大阪市のロボット企業「ヴイストン」の
コミュニケーションロボット「Sota」を使って、社内コミュニケーションを活性化させる
実証実験をNTT東日本と共同で実施した。社内で反響があったことからマルコメ君型を製作できないかNTT東日本に打診し、五月に完成した。
高さ三十センチほどで、工場見学ではこうじを作る「こうじ室(むろ)」の案内を担う予定。
音声の説明や身ぶりなどは、マルコメの担当者が入力した。
案内する内容などは随時追加でき、今月十六日には
中央自動車道下り線諏訪湖サービスエリア(SA)で開かれる甘酒のPRイベントでも活用される予定。
現時点では難しいやりとりはできないが、マルコメの長沢仁(しのぶ)情報システム部長(52)は
「工場見学に来た人に楽しく説明を聞いていただきたい。説明の主要な部分をロボットが
担うことで、より細やかな対応をすることができる」と話した。
https://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20190614/CK2019061402000030.html