石垣市議会(平良秀之議長)6月定例会は1日の最終本会議で、尖閣諸島での警戒監視体制強化と漁業支援施設整備を求める意見書を賛成多数で可決した。
施設整備を巡っては、漁業者の利益を守るために必要とする与党側と、中国との対立激化を懸念する野党側が対立。
与党は、反対討論に立った野党議員に「中国は尖閣を乗っ取りに来ている」「どこの議員なのか」などと激しいやじを浴びせ、与野党の応酬で議場は一時騒然となった。
http://www.yaeyama-nippo.co.jp/archives/7795
意見書では、尖閣海域で続く中国公船の航行に強く抗議。尖閣諸島に船舶気象通報システムの設置、灯台、避難港の設置、航行目標保安林の植林を要請した。
いずれも漁業者の安全確保や日本の実効支配強化につながる措置で、宛て先は首相、国交相など。