
2019年11月から「再生可能エネルギーの固定買取価格制度(FIT)」に基づく余剰電力の買い取りが満了となる、
いわゆる「卒FIT」を迎える住宅太陽光発電ユーザーの登場する。FITによる買い取り終了後、
住宅太陽光発電ユーザーは、任意の電力会社に売電を継続する、もしくは自宅で自家消費するといった選択をする
ことになる。そのため、こうした卒FITユーザーを対象とした余剰電力の買取サービスを各社が発表している。
同日にはNTTスマイルエナジーが、卒FITユーザー向けの余剰電力の買取サービス「エコめがね卒FIT Plus」を発表。
併せて、パナソニックと共同で、パナソニック製の蓄電池やエコキュートなどの対象商品を購入したユーザー向けに、
通常より高い単価で余剰電力の買い取りを行うプラン「エネPlus」を発表した。
NTTスマイルエナジーのエコめがね卒FIT Plusは、以下全て10%の税込みで、
東日本エリアで9.3円/kWh、西日本エリアで8.4円/kWh、九州エリアで7.2円/kWhで余剰電力の買い取りを行う。
NTTスマイルエナジーは取り次ぎ事業者の立ち位置で、買い取った電力はその環境価値とともに新電力のエネットに帰属する。
エネットはこの太陽光発電の余剰電力を活用し、CO2排出係数が少ないグリーン電力メニューを提供するというスキームだ。
パナソニックと共同で提供するエネPlusは、エコめがね卒FIT Plusを契約し、
かつパナソニックの対象製品を購入した住宅太陽光発電ユーザーに対し、さらに高い単価で余剰電力の買い取りを行うというもの。
例えばパナソニックの蓄電池とエコキュートを購入したユーザーは、買取単価が13円kWhになる。
最大はパナソニックの蓄電池、エコキュートに加え、NTTスマイルエナジーの「ちくでんエコめがね」を契約した場合で、買取単価は16円kWh/円だ。
https://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1907/03/news043_2.html