
アメリカ軍北部訓練場のヘリコプターの発着場建設に抗議するために、住民グループによって訓練場の
近くに設置されたテントがアメリカ軍に撤去されました。
テントはことし4月にも撤去されていて、反発の声が上がっています。
アメリカ軍北部訓練場は、およそ半分の敷地が日本側に返還される代わりに3年前、東村高江地区の
集落を取り囲むように、新たに6つのヘリコプターの発着場が建設されました。
発着場の建設とその後の運用に反対する住民グループは、訓練場のゲート近くにテントを設置して
抗議を続けていましたが、沖縄防衛局によりますと、2日、アメリカ軍が撤去したということです。
テントはことし4月上旬にアメリカ軍に撤去されたあと、再び、住民グループが設置したものでした。
防衛局は「4月25日までに撤去するよう張り紙で周知したが、期日を過ぎても置かれたままだったので
アメリカ軍が撤去した」としています。
また、沖縄に駐留するアメリカ海兵隊は「防衛局と協議し、日米地位協定にのっとって撤去した」
とコメントしています。
グループのメンバーは「われわれの声を聞き入れず、強引にテントを撤去するのはおかしい。
元どおりにしてもらえるよう防衛局に抗議したい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20190703/5090007044.html