こちらをご覧ください。宮古島市や多良間村で建築が確認されたホテルなどの宿泊施設の推移を表したグラフです。
年間20件前後で推移していたものが、昨年度は3倍近いおよそ60件となっています
さらに、陸上自衛隊などの公共工事も重なって、島の外から来る建設業者やホテルの従業員の宿舎として、
多くの賃貸物件が借り抑えられたことから、一挙に住宅不足となり、家賃が高騰。
家賃相場は瞬く間に那覇市を飛び越え、東京並みに。
宮古島におよそ400世帯を持つ不動産業者
たけちゃんほーむ・武島多加雄代表「当初、宮古島は1ルーム、1Kは大体4万から5万ぐらい。
実際の相場は今は倍。8万とか10万になっています。家主も宮古島がバブルというのは知ってますので、大家さんから言ってくるんですよね、『8万ぐらいで貸せられるでしょ』と」
バブルによって家賃が高騰する宮古島。実際に影響を受けた人に話が聞けました。
家賃が増額した男性「こちらが自分が住んでるアパートです。(今年4月から)共益費が2000円から3000円になるということと、
駐車場代が今まで家賃に含まれていたものを別(4000円)で取るという話になって、
家賃自体はプラス5000円は8月から上げるということなので、トータル1万円上がるという話になりました」
家賃が増額した男性「(生活費の)どこを削るかということで、家族で色々話して、車じゃなくて、出勤も歩いてやるかとか話してます。
収入は上がらないまま、こうやって家賃とかが上がっていくと、生活的には苦しくなってくるというのは感じます」
たけちゃんほーむ・武島多加雄代表「地元の給料も大体知ってますけど、これだと(10万円)だと、給料の半分以上いきますからね。住めないです。正直に言うと」
また、こちらの男性は、母親が借りている住宅に新たな借り手が見つかったとして、大家から1,2カ月後に退去するよう命じられたというのです。
母親が退去を命じられた男性「(母が)今住んでる借家なんですけど、借家が売りに出てるので早急に出てもらいたいという一報が入りまして、『そんな急に』みたいな、そういう話だった。
話を伺うと、その借家が一般的な今までの家の価格よりも2倍近い値がついていると」
https://www.qab.co.jp/news/20190709116957.html