
デング熱ウイルスを媒介する蚊が韓国国内で初めて発見された。
過去にデング熱に感染した患者が入国したケースはあったが、媒介する蚊が発見されたのは今回が初めて。
疾病管理本部が今月15日に明らかにしたところによると、7月の第1週に仁川市の永宗島にある乙旺山で
採取した100匹の蚊のうち、2匹のカラツイエカからデング熱の原因となるデング熱ウイルスの遺伝子が
検出されたという。
タイの患者や蚊から検出された遺伝子とよく似たタイプであることから、ここ最近デング熱患者が急増
している東南アジアの蚊が航空貨物などを通じて移動してきたとみられる。デング熱に感染すると突然の
高熱、頭痛、筋肉痛などの症状が出てくる。
デング熱ウイルスは主にネッタイシマカなどによって感染する。疾病管理本部のチョ・シンヒョン媒介体
分析課長は「カラツイエカは現時点ではデング熱ウイルスの媒介力が明らかになっておらず、韓国国内での
分布も少ないので、この蚊が発見されただけで患者が発生する可能性が高まったとは言えない」との見方を示した。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/07/18/2019071880020.html