日本はアジアの国ではあるが、日本の貿易ホワイトリストの中に、アジアの国は一つしかない。それが韓国である。
韓国以外のほかのアジアの国は、すべて日本のホワイトリストの中にはいない。
要するに、日本の対外貿易関係の構図の中で、アジア国家の地位は遥かに欧米国家に及ばないのである。
いわゆる日本の貿易ホワイト国は、日本がホワイトリスト内の国に実施する輸出待遇の優遇を指し、何の輸出規制もない。
またホワイトリスト外の国は、日本との貿易の中で、日本の規制を受けるあるいは貿易障壁のレベルが厳重である。
日本が貿易のホワイトリストを設ける目的は、世界各国を2つに区分して対応し、異なった2つの貿易基準を実施するためである。
日本の貿易ホワイトリストには、現在27カ国がある。アルゼンチン以外はすべて先進国だ。
その中で、最も多いのがEUに属する国で、EUの28カ国の中で、最後に加入した7カ国を除き、残りの21カ国はすべて日本の貿易ホワイトリストに入っている。
さらに北米のアメリカとカナダ、およびオセアニアのオーストラリアとニュージーランドがホワイトリストに入っている。
しかしながら、日本と地縁関係がより密接なアジアの国は、韓国を除いて日本の同等の待遇を受けていない。
最近、日本と韓国の関係の悪化に伴って、日本は韓国に対する輸出規制を開始し、日韓両国の貿易戦争は一触即発である。
韓国に対する制裁として、日本はすでに韓国を貿易ホワイトリストから外す準備をしており、韓国に対する輸出規制を拡大させる。
特にハイテクと高精密原材料の面で、日本は二度と韓国に優遇された待遇を与えない。
日本が韓国を貿易ホワイトリストから外すことは、韓国にとっては極めて深刻な打撃である。
韓国の産業構造に重い傷を受ける。
しかし日本は、サプライチェーンの位置がより高いことから、ほとんど何の影響も受けない。
日本は韓国をホワイトリストから外した後は、完全に欧米国家と一緒に遊ぶことになるだけである。
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