
米国が韓日葛藤仲裁に乗り出さない中で、中国が韓日葛藤の仲裁に積極的に乗り出す見通しだと、香港のサウスチャイナ・モーニングポスト(SCMP)が19日に報じた。
康京和外交部長官と中国の王毅外交部長、日本の河野太郎外相が、8月2日、タイのバンコク、センタラグランドホテルで開かれたアセアン+3外相会議に出席している
ドナルド・トランプ米国大統領は最近、「韓国と日本は仲良くする必要がある」と話すなど、原則的立場を述べただけで、韓日葛藤の仲裁に積極的に出ていない。
このような状況で、中国が仲裁役を自任したとSCMPは伝えた。
ちょうど、韓中日3カ国外相会談が20日、北京で開かれる。中国はこの席を利用して、韓日葛藤の仲裁に乗り出す見通しだとSCMPは予想した。
20日、北京近くで韓中日外相会談が開催される。3カ国のの外相は、今年末に開かれる3カ国首脳会談の日程などを最終調整する。
康京和外交部長官と河野太郎外相のどちらも、今回の会談に出席し、韓日両国は、3カ国外相会談に加え、別途2国間会談を持つ見通しだ。
3カ国外相会談は、韓日葛藤が本格化して以降、初めて行われる。
中国は、米国との貿易戦争を繰り広げている今、域内の平和を維持することが、中国の国益にも有利だと判断し、韓日葛藤を積極的に仲裁することに決めたことが分かった。
人民大学で日本学を教えている黄大慧教授は、「地域の安定が中国にとって最優先の関心事であるため、中国が韓日葛藤仲裁に積極的な役割をするだろう」と述べた。
彼は、「韓日葛藤がさらに悪化した場合、韓中日3カ国の関係にも異常をきたしかねないため、北京が積極的に韓日葛藤の解消に寄与する方針だ」と付け加えた。
彼は、「韓日両国が対立を解消することができるよう、中国は調整とコミュニケーションをリードする準備ができている」と強調した。
日本は、東京オリンピックまであと1年と迫る中、韓日葛藤の長期化を望まないと中国は判断している。
このような脈絡を考慮すると、北京の3カ国の外相会談が韓日葛藤を緩和するきっかけになる可能性があると中国は見ている。
SCMPは、韓中日3カ国外相会談で、3カ国は、域内の自由貿易協定(FTA)と北韓問題についても意見を交換すると伝えた。
http://blog.livedoor.jp/kaikaihanno/archives/55725646.html