
緊急停止しました。
停止した際ドアは完全に開いていて、JR東日本によりますと仙台駅で車両清掃をしたあと、誤って手動でドアを開けられる状態にしたまま出発したため走行中に風圧で開いたとみられています。
当時、デッキ付近に乗客はおらずけが人はいませんでした。
トラブルが起きたのは東北新幹線の仙台発東京行きの「はやぶさ46号」です。
JR東日本によりますと、「はやぶさ46号」は午前10時7分に仙台駅を出発しましたが、その10分後に時速およそ280キロで走行中にドアが開いたことを示す表示が出たため、宮城県柴田町の第2葉坂トンネル内で緊急停止しました。
車掌が確認したところ、9号車にある乗客が乗り降りするドア1か所が完全に開いた状態となっていました。
列車には、およそ340人が乗っていましたが、9号車のデッキ付近に乗客はおらずけが人はいませんでした。
JR東日本が調べたところ清掃会社の社員が仙台駅で車両を清掃したあと、誤って手動でドアを開けられる状態にしたまま車両から離れたということで、走行中の風圧でドアが開いたとみられるということです。
JR東日本はトラブルが起きたことを謝罪したうえで再発防止策を検討するとしています。
乗客「巻き込まれたかもしれないと思うと怖い」
今回の東北新幹線のトラブルについて、仙台に帰省し東京に帰るという男性は、「今から新幹線に乗るのでこうしたことがあると安心できない。
ミスはあると思うが、人命に関わるかもしれないので慎重に仕事してほしい。早い時間に乗っていたら巻き込まれたかもしれないと思うと怖い」と話していました。
また孫に初めての新幹線を楽しませようと、日帰りで仙台を訪れ東京に戻るという女性は
「新幹線に乗っている途中、通路の扉で孫と外を見ていたので怖いです。孫とは『これからいろいろな新幹線に乗りたいね』と話していたので、二度とないよう気をつけてほしいです」と話していました。
JR東日本「再発防止に努める」
JR東日本は「走行中の新幹線のドアが開くという事象を発生させ、大変申し訳ございません。
今回の事象を踏まえ、ハード・ソフト両面での対策を検討し、再発防止に努めてまいります」とのコメントを発表しました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190821/k10012043441000.html