韓国政府、米大使呼んで問いただす…前例のない衝突
(略)AFP通信によると、米当局者は27日(現地時間)、青瓦台のGSOMIA破棄と関連して、
「11月22日までGSOMIAは終わらない。米国は、その時までに韓国が考えを変えることを
望む」と語ったという。この当局者は「(韓日確執をもたらした)一連の出来事は
青瓦台と日本国内の人物たちに関連するものだ」として、「青瓦台責任論」を取り
ざたした。
また、ロイター通信によると、米国務省当局者は同日、韓国軍が今月25日と26日に
実施した独島防衛訓練について、「ただ(状況を)悪化させる(だけだ)」と述べた
とのことだ。米国務省も「『リアンクール岩礁(Liancourt Rocks=独島)』での軍事
訓練の時期とメッセージ、増強規模は(韓日間で)進行中の事案を解決するのに生産的
でない」とのコメントを出したという。
これに対して、青瓦台関係者は28日の記者会見で、「原因が解決していないのに、
結果(GSOMIA破棄)を覆すことはできない。原因解消が先だ」と、日本の輸出規制撤回
を要求した。青瓦台の金鉉宗国家安保室第2次長も「ボールは日本側にある」と言った。
独島での軍事訓練批判について、青瓦台関係者は「独島は誰の土地なのか。誰かに認めて
もらわなければならない土地ではない」と述べた。
しかし、ランドール・シュライバー米国防次官補(インド太平洋安全保障担当)は
同日、韓国外交部から自制要請があったのにもかかわらず、米ワシントンで行われた
講演で、GSOMIA破棄について、「強い懸念と失望感を表明する」「韓国にGSOMIAを
延長するよう要求する」と述べた。また、「米国は、文在寅政権の決定は否定的な
影響を与えるものだと繰り返し明確に言ってきた」とも述べた。(略)
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/08/29/2019082980011.html