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北海道でバイオガス発電プラントの建設が相次いでいる。
全国有数の酪農地帯である東部の別海町では、牛のエサ用の牧草を主原料にしたバイオガス発電所が稼働した。
事業に出資した環境省主導の官民ファンドによると、牧草を活用したバイオガス発電は国内初。
酪農や農業の豊富なインフラが投資を呼び込む好循環が生まれている。
再生エネの固定価格買い取り制度(FIT)の成立以後に同制度に認定され、現在も稼働しているバイオガス
発電設備は道内だけで53件(昨年末時点)に達した。全国(151件)の3分の1を占める集中ぶりだ。
バイオガス発電の買い取り価格は1キロワット時あたり39円と、10キロワット以上500キロワット未満の
太陽光発電(14円)の2倍以上の高水準。別海町や士幌町、上士幌町など酪農の盛んな地域でプラントの
建設が相次いでいる。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44727480T10C19A5L41000/