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巨大鍋でつくった芋煮を振る舞う「日本一の芋煮会フェスティバル」が１５日、山形市の馬見ケ崎川河川敷であった。３１回目となる今年は、昨年より５千食多い３万５千食分を用意し、ほぼ全て配りきった。青空の下、県内外の来場者たちが秋の風物詩を楽しんだ。
芋煮は、直径６・５メートルの大鍋「３代目鍋太郎」で、里芋４トン、牛肉１・４トン、ネギ５千本などを煮込み、しょうゆ味に仕立てた。バックホーを使って大鍋から小さな鍋に移し、１杯３００円で配られた。
会場では、整理券が配られる前から長い列ができていた。主催者によると、午前４時半から並んでいた人も。
福島県本宮市の会社員渡辺一史（かつし）さん（３４）は、午前５時に自宅を出発し、車で約２時間かけて山形へ。「前回は足りなくなったと聞いていたので、午前中が勝負だと思った。素朴な味がしみますね」（西田理人）
