バイク乗車中の死亡事故多発 8月だけで10人 短距離移動でも「命を守る装備万全に
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神奈川県内でバイク乗車中の死亡事故が後を絶たない。ヘルメットの着用以外は、無防備なことが多いバイク事故は、命にかかわるケースが少なくない。
県警は、ミニバイクでの短距離移動を含め「命を守るため、バイク用のプロテクターや、エアバッグ内蔵のジャケットなどを着用してほしい」と注意喚起している。
県警交通総務課によると、今年の交通事故による死者は23日現在、95人(前年同期比12人減)。うちバイク乗車中が4割近い36人(同4人増)を占めた。
バイク乗車中の死者を年代別にみると、40代の12人が最多。10代(6人)、20代(5人)の若年層も目立つ。特に、8月は10人がバイク乗車中に亡くなり、県警は危機感を強めている。
同課の分析では、バイクによる死亡事故の約8割は▽安全確認の不徹底による出合い頭の衝突▽速度の出し過ぎや運転技量の過信に起因する単独事故▽交差点を右折、直進する際の対向車両との衝突│の3形態という。
バイクツーリングに絶好な秋を迎え、県警は「バイクに乗る際は慢心や焦りは禁物。命を守る装備を万全にしてほしい」と呼び掛けている。