「国軍の日」記念式典 「克日」メッセージ思わせる行事も=韓国
【ソウル聯合ニュース】韓国軍創設を祝う「国軍の日」の1日、南東部・大邱の
空軍基地で記念式典が開かれた。大邱空軍基地は軍の主力戦闘機F15Kの母基地で、
第11戦闘飛行団の本拠地でもある。国軍の日の行事が戦闘飛行団で開かれるのは
軍創設以来初めて。陸・海・空軍と海兵隊の兵力約1900人が動員され、軍の能力
と対応態勢を誇示した。
軍の統帥権者である文在寅大統領は、韓国が独自開発した機動ヘリコプター「スリオン」
で空軍基地に降り立った後、地上に展示された先端兵器を観閲した。現職大統領が
スリオンに搭乗したのは今回が初めて。
地上には今回初公開された米国製最新鋭ステルス戦闘機「F35A」をはじめ、
早期警戒管制機E737、先端無人偵察機(UAV)、地対空誘導弾パトリオット
(PAC3)、中距離地対空誘導弾(MSAM)、弾道ミサイル「玄武」、K9
自走砲、次期多連装ロケット「天武」、地対地ミサイル「ATACMS」など17種類
約30台が並んだ。
今回の行事では、日本に打ち勝つという「克日」のメッセージが随所にみられた。
式前行事では、国防部の伝統儀仗隊が壬辰倭乱(文禄・慶長の役)で朝鮮水軍を
率いた李舜臣将軍の鳴梁海戦を描いた韓国映画「バトル・オーシャン 海上決戦」の
テーマ曲が流れる中、朝鮮王朝時代の兵書「武芸図譜通志」に登場する、過去に日本軍
を制圧した際に使われたとされる武芸を披露した。また、独立運動家の金九が光復
(日本による植民地支配からの解放)から1周年を迎えて行った演説の内容を盛り
込んだ記念映像も、克日のメッセージと無関係ではないとの見方も出ている。(略)
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20191001002100882?section=news